こんにちは。ショーヘイです。久しぶりの工具関係ジャンル更新です。今回は、災害時にも大活躍してくれる水中ポンプについて紹介していきます。
水中ポンプとは、
ポンプ本体を水の中に入れる事で大量の水を簡単に汲み上げ、排水してくれる機械です。
近年、大雨や台風の影響により水害による浸水被害が増えてきています。
土砂が入り込んできた後、浸水した家屋の掃除はかなり大変だと思います。
そこで本日は
「いざ浸水被害にあった時に排水してくれる水中ポンプが欲しい」
「購入する時のポイントは?ホームセンターに売っているの?」
工業用から家庭用まで、水中ポンプの種類を徹底紹介していきます。
本文の内容は以下になります。
目次
水中ポンプの種類紹介
水中ポンプは大きく分けて、自動型と非自動型があります。また、排水する水の種類によってタイプが分かれてきます。
<稼働方法>
自動型・・・水位が一定以下になれば自動で止まる仕組みになっています。
非自動型・・・電源を入れたら水量が減っても電源を切るまで起動したままになります。
<排水用途別タイプ>
清水用・・・ある程度透明度のある水の移送に使用されます。
汚水用・・・固形物を含まない濁った水の移送に使用されます。
工事排水用・・・建設現場など土砂混入水の移送に使用されます。
使用する場面を想像しながらどれが当てはまるかを選択しましょう。単純にお風呂の水を汲み上げて散水するなどであれば清水用で十分ですね。
また、目が離せない場所での使用については自動型を選んだ方が、管理ができますね。次に場面別のおすすめ水中ポンプをご紹介します。
場面別おすすめ水中ポンプ

用途で変わってきますが、純粋にお風呂の水の汲み上げ、庭木への散水を目的とするのであればこちらの清水用タイプ。
・鶴見製作所 家庭用水中ポンプ FP-15S-60Hz
タヌキのマークが目印の家庭用水中ポンプ。持ち手も握りやすく、初めての女性でも操作が簡単なタイプとなっています。
吐出量が1分間に100Lのため、パワフルな使い勝手。排出量を調整したい場合は、ホースの口径を変えると調整できます。
工場などの工事用水の排水で使用するのであればこちら。
・鶴見製作所 一般工事排水用ハイスピンポンプ LB-480A-60Hz
こちらも鶴見製作所の製品です。独自のメカニカルシール構造により、丈夫で長持ちなのが特徴です。耐久性に優れています。また、異物通過径が6mmのため、土砂などの異物が詰まりにくくなっています。
突然の浸水被害の際に使える水中ポンプならこれがおすすめ。
・鶴見製作所 低水位排水用水中ポンプ LSC14S-60
ゲリラ豪雨の床上浸水被害の際に活躍したと言われる水中ポンプです。最低水位1mmまで排水してくれる優れものです。
残った水は乾湿両用の掃除機を使用して吸い上げれば浸水した床上も綺麗に片付ける事ができます。
大雨被害の際に苦労する点がこういった後片付けになります。ただでさえ心が消耗しているため、少しでも楽できる方法を事前に準備しておきましょう。
選ぶ時のポイント、実際の能力、用途

さて、上記でご紹介した商品も良いのですが、何せ値段が高いため、お手頃な値段で手に入たいと思われている事でしょう。
身近なところで言うと、ホームセンターにも水中ポンプは売っています。
実際のところそこまで種類は多くありませんが、ホームセンターなどでも災害時に活躍してくれる水中ポンプは十分あります。ぜひ、足を運んでみて実際の重さなどを体感してみてください。
そこで
ホームセンターで購入する際に商品の説明書きに書かれている仕様の見方について解説していきます。
全揚程・・・水面から排出ホース先端までの高さ。水を汲み上げる最大の高さを表しています。その揚程の高さを超えると本来の力を発揮しなくなり、水が本体に逆流するなど故障の原因となります。
吐出量(分/L)・・・1分間にポンプが汲み上げる水の量。
周波数・・・50Hzと60Hzがあります。東日本の方は50Hz、西日本の方は60Hzの物を選択してください。
ホース口径・・・排水ホースを差し込む口の大きさ。口径にあった大きさのホースを選びましょう。
仕様は上記の点を押さえていれば問題ないでしょう。
さて、実際の使い方ですが至ってシンプルです。
<使い方>
- 本体の排水口に排水ホースを取り付ける
- 本体を水中に浸ける
- 電源コードを差し込んで起動させる
以上です。必ず、本体を水中に浸けてから起動させないと空回転を起こしてしまい、故障の原因となりますので、ご注意ください。
実際のゲリラ豪雨での被害現場にて活躍した水中ポンプの事例が下記になります。
https://www.tsurumipump.co.jp/projects/case/86.php
ツルミ ポンプ公式HP 納入事例より
鶴見製作所の水中ポンプ押しになってしまいましたが、他にも荏原や寺田ポンプ、工進など多くの高性能な水中ポンプがありますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。
まとめ
近年ゲリラ豪雨や台風による浸水被害が増えてきています。自宅や職場で被害にあった際、後片づけに大変な労力を使われると思います。
今回の記事を見て、水中ポンプを活用し、少しでも被災者の方の負担を軽減できたらと考えています。
コメントを残す