パッキン、ガスケット、Oリング 違いについて

 こんにちは。ショーヘイです。今回は、工場関係に行ったらよく聞く「パッキン」「ガスケット」「Oリング」などの違いについて書いていきます。

 日常生活で馴染み深いのは「パッキン」ではないでしょうか。ただ、工事関係で目にすると見た目はどれも同じで、それぞれ呼び方が違ってきたりします。どのような違いなのでしょうか。

「使う目的は同じなのにパッキンとかガスケットやらでみんな呼び方が違う。どう使い分けてるの?」

こういった疑問にお答えします。

本文では以下の内容を解説していきます。

  • パッキン、ガスケット、Oリングの違い
  • パッキンの代表的なもの
  • ガスケットの代表的なもの

パッキン、ガスケット、Oリングの違い

 パッキン、ガスケット、Oリングこれらはシール材と呼ばれる物になります。シール材とは「機械や装置において、液体や気体の外部への漏れや雨水や埃などの内部への侵入を防ぐ部品や素材の総称」(wikipediaより)

 つまり、配管などを通っている水や油などの流体が外漏れないように、そしてその配管の中に外側から異物が入らないようにするための漏れ防止のための部品という事ですね。

そのシール材の中にパッキン、ガスケット、Oリングが分類されています。

・パッキン

 シールする部分が回転運動や往復運動など動く場所に使われる物をパッキンと呼ぶ。ポンプやモーターなどの回転部分を密閉するなど。

・ガスケット

 シール部分が動かず固定されている場所に使われる物をガスケットと呼ぶ。配管の接続面(フランジ)や、配管からの漏れ防止用のシールテープなど。

・Oリング

 断面が円形(O型)になっているシール材。運動部分、固定部分のどちらにも使用される事から、ガスケット、パッキン両方に分類される。

シール材をまとめると以下のように分類されます。

<シール材>

(動く場所に使われる)  
パッキン オイルシール 、グランドパッキン、 Oリングなど
(動かない場所に使われる)  
ガスケット シートガスケット、 Oリング 、液状ガスケットなど

パッキンの代表的なもの

 パッキンの代表的な物をご紹介します。先程も述べたようにパッキンは運動する部分に使用する事から、漏れを完全に止めるのではなく、最低限の漏れを許容しながら使用される場合が多いです。そのため、素材も柔軟性のある繊維やゴムなどが使用されています。

 また、シール部分が回転、往復などの運動部分に触れて密封する「接触シール」と触れない「非接触シール」があります。

今回は、一般的な「接触シール」の中からいくつか紹介します。

・オイルシール

 機械のオイルやグリースを漏らさないためのシール材。回転軸の軸受け部分をシールし、内部の潤滑液を外へ漏らさないために使用するパッキン。素材はゴムと金属で構成されているため、外周の金属部分を固定し、内周のゴム部分で柔軟に密封する。

・グランドパッキン

 潤滑剤を染み込ませて編み上げた紐状のパッキン。適切な長さに切って回転軸と固定部の間(スタッフィングボックス)に取り巻く形で詰め込み、上から蓋をしてボルトで固定しシールする。安価で取り付けが簡便な事から工場などで良く使われる。

・Oリング(運動用)

 固定用のガスケットとしても使用される。断面が円形で輪っかになっているシール材。押しつぶして密封する事から、素材は弾性のあるゴムを使用する事が多い。

ガスケットの代表的なもの

 ガスケットは動かない部分に使用される事から、より密封性の高く、圧力、温度、薬品に耐候性のある物が選ばれます。

・ゴムガスケット(フランジ用)

 ゴムの弾性、復元性を利用したシール材。主に配管と配管のつなぎ部分(フランジ)の間に挟み込むようにして使用する。柔軟性があり多少の凸凹面でも対応可能。

・ジョイントシートガスケット(フランジ用)

 同じくフランジの間をシールするガスケット。材質が繊維材料、充填剤、ゴムを混ぜシート状にした物。堅く変形せず腐食しにくい特徴を持つ。

・Oリング(固定用)

  断面が円形で輪っかになっているシール材。往復運動用のパッキンとしても使われている。円筒形間で密封するものと平面間で密封するものに大別される。パッキンとしては、ゴム製の物が多く使用されているが、密封固定という面から金属性のメタル中空Oリングガスケットなどもある。

・液状ガスケット

 チューブに入った接着剤のような物。シールしたい部分に塗布することで乾き密封する。急な配管の漏れの補修など応急処置的にも使用される。

・シールテープ

 テフロン(PTFE)素材でテープ状になっており、配管のねじ込み部に巻き付けて使用する。配管の流体が漏れないように、テープがねじの隙間に充填されることでシールされる。

まとめ

 今回は、シール材についてまとめてみました。よく耳にするパッキンやガスケットにはこんな違いがあったんですね。もう一度整理すると

  • シール材・・・機械装置などの内部を密封し流体などの漏れを防ぎ、外部の異物侵入を防ぐ部品。パッキンとガスケットに分類される。
  • パッキン・・・運動する部分を密封する
  • ガスケット・・・運動しない部分を密封する
  • Oリング・・・パッキン、ガスケットの種類の1つ

調べてみると奥が深い分野なので、時間がある際にもっと詳しく書いていきたいと思います。

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