カプラについて

こんにちは。ショウヘイです。今回はカプラについて記事を書いていきます。

カプラとはなんぞやといったところなのですが、油圧機器、空圧機器においてワンタッチで簡便に着脱のできる継手の事を指します。

継手といえば、溶接継手やねじ込み継手をイメージされると思いますが、こうしたワンタッチで着脱できるカプラがあれば、作業効率が飛躍的に向上します。

 また、「カプラ」とは日東工器というメーカーの商標のため、一般的に多く広まっていますが、他の呼び方だと「カップリング」とか「クイックカップリング」などがあります。

 さて、今回はそんなカプラについて

本文では、以下について述べていきます。

・どんな種類があり、どんな仕組みになっているのか

・カプラのサイズ

・選定ポイントについて

どんな種類があり、どんな仕組みになっているのか

カプラにはオスとメスの2種類があります。オス側はプラグと呼ばれる差し込む側になります。一方、メス側はソケットと呼び差し込まれる側となります。それぞれプラグ側をアルファベットの「P」,ソケット側を「S」と表記します。

 また、オスとメスは対になっているため、それぞれが同じ大きさの物でなければ噛み合わず使用できません。メーカー違いで同じ大きさの物同士も嚙合わせる事ができなくもありませんが、材質や中のパッキンの違いなどで、流体が漏れる可能性もあるため、基本的に同じメーカーの同じシリーズで嚙合わせることにしましょう。

<形状>

 それでは、よく使用される形状の物をご紹介していきましょう。

1.たけのこ+プラグタイプ

片側がホースに捻じ込むたけのこ型になっており、反対側がプラグ(オス)になっています。

2.たけのこ+ソケットタイプ

1とは逆で、片側がホースに捻じ込むたけのこ型、反対側がソケット(メス)になっています。

3.おねじ+プラグタイプ

片側が配管などにつなぐおねじ型になっており、反対側がプラグ(オス)になっています。

4.おねじ+ソケットタイプ

3とは逆で、片側がおねじ型、反対側がソケット(メス)になっています。

5.めねじ+プラグタイプ

片側が配管のねじ部分にはめ込むめねじ型になっており、反対側がプラグ(オス)になっています。

6.めねじ+ソケットタイプ

5とは逆で片側がめねじ型、反対側がソケット(メス)になっています。

(※日東工器カプラカタログより画像引用)

また、この他にもウレタンホースに取り付けるナットタイプやパッキン付きの物もあります。このように様々な形状があっておもしろいですよね。配管ルートを組んでいる際にこんなカプラがあればと思う事があるかもしれません。そんな時は、こうした形状がある事を知っておくと便利です。

カプラのサイズ

 カプラのサイズについては内部の流路内径を「~分」もしくは「インチ」で表します。例えば、2分の場合、1/4インチで内径が6.35mmとなります。

ねじ単位の換算表はまた別記事で取り上げようと思います。

ちなみに私はよくお客さんから「これと同じやつちょーだい」って言われるので、現物をお預かりして、ノギスでねじの径や全体の寸法を測ったりして、商品を特定します。まるで、探偵のようですね(笑)

 ただ、比較的規格物でサイズが決まっているので、特定しやすいです。分からない時は、ノギスで測って調べてみましょう。

選定ポイントについて

 選定する上で関係してくるポイントが

  1. 流体は何か
  2. 圧力はどれくらいか
  3. サイズはどれくらいか

といったところでしょうか。

①について、主にカプラの材質は3つに分類されます。

鋼鉄、真鍮、ステンレスです。

流体によってそれぞれ材質との相性があったりします。腐食しにくく、強いのはステンレスですが、その分お値段は高めです。

②について、圧力がかかる場所で使用する場合は、専用の耐圧タイプを選ばなければなりません。

③について、管用ねじのねじ部に関しては、ねじの先に向かうにつれ細くなっているテーパーねじとねじ部が均一の太さになっている平行ねじがあります。

それぞれ、表記方法が下記のようになります。

テーパーおねじ・・・R,PT

テーパーめねじ・・・Rc,PT

平行おねじ・・・G,PF

平行めねじ・・・G,PF

また、サイズのインチ表示を例に挙げると

インチサイズ おねじ外径(mm) めねじ外径(mm)
1/8(いちぶ) 9.728 8.556
1/4(にぶ) 13.157 11.445
3/8(さんぶ) 16.662 14.95
1/2(よんぶ) 20.955 18.631
3/4(ろくぶ) 26.411 24.117
1(いんち) 33.249 30.291

特に、おねじの外径を測って物のサイズを特定する事があるので、選定する際はネットで見ながらでも良いので、参考にしてみてください。

<まとめ>

 今回は、工場などの配管周りでは良く使用されるカプラについて述べてきました。昔はすべてねじ込みで着脱していたと思うと、技術の進歩は生産効率をかなり押し上げてくれているのだと改めて実感しました。身近なカプラを手に取って様々な違いを比較してみてください。意外といろいろな種類がありますので。

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