こんにちは、ショウヘイです。今回は、防炎シート、スパッタシートについて記事を書いていきます。
本文では、以下について述べていきます。
・防炎シート、スパッタシートって何?どこで使うの?
・防炎シート種類
・スパッタシート種類
このテーマも意外と奥が深い(・_・;)
調べるのに時間がかかりました。生地とかJIS規格物とか様々なんですね。ここでは、大まかに説明します。選定する際に参考になれば幸いです。
目次
防炎シート、スパッタシートって何?どこで使うの?
防炎シート、スパッタシートとは、火気を扱う現場で使用する炎が燃え移ったり、燃え広がらないようにするために周りに敷いておく、シートの事です。
火気を扱う現場とは、建築作業や、溶接の現場などが主でしょうか。
防炎シート(防炎)、スパッタシート(不燃)の違いですが、そもそも
防炎とは・・・着火しても燃え広がらないこと
不燃とは・・・炎を加えても燃え抜けないこと
いまいちピンと来ないかもしれませんが、防炎シートは燃え広がらない、つまり延焼防止を目的とした作りになっています。そのため、溶接溶断作業での火受け作業には、スパッタシートをご利用ください。
ただ、いくら不燃シートとは言え、穴は必ずあきます。高温により繊維が劣化し穴があくため、使用する時は2枚、3枚重ねや水を撒くなど使い分けをします。
まとめると、防炎シートは延焼防止、スパッタシートは溶断溶接作業での火花受けを目的に使用します。
防炎シート種類
防炎シートの種類には輸入、国産物があります。
輸入物は国産に比べ強度が弱いため、ちょっとした一度きりの作業などで使いたい時、繰り返し使用する予定の際は輸入品はおすすめしません。
対して国産物は厚みがあり強度もあります。ただ、金額的には輸入物に比べると国産の方が高くなります。
また、防炎シートには1類,2類があります。引張り強さ、伸び、耐貫通性で違いがあるのですが、用途によって分けると以下のようになります。
1類・・・シートだけで飛来落下物による危険物を防止するもの
2類・・・シートと金網等を併用して飛来落下物による危険物を防止するもの
スパッタシート種類
スパッタシートは用途に応じて使い分けます。
火花やノロ受けではじくもの→表面加工タイプ
火花やノロ受けで付着するもの→加工なしフェルトタイプ
また、溶断を行う際の火花、ノロ受けでは日本工業規格にて、下記の3種類が定められています。
A種・・・幅10cm、長さ60cm、厚さ9.0mm
B種・・・幅10cm、長さ60cm、厚さ4.5mm
C種・・・幅10cm、長さ60cm、厚さ3.2mm
(この火花発生用鋼板を溶断する時、発生する火花に対し発煙及び防火上有害な貫通孔がないこと。)
販売されている物としては、A種合格品が多いように感じます。厚みを気にして選定しなければいけないので、A種合格品であれば間違いないですもんね。
という事で、本日は防炎シート、スパッタシートについてでした。私もまだまだ勉強中の身のため、分かりにくい点がありましたらぜひコメントください。
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