こんにちは。ショーヘイです。今回は、電球について、選び方やV、A、W数などの見方について解説していきます。ご家庭で電球が切れた時に全く同じ物がなく
「どれを買っていいか分からない!」
という経験をした事はありませんか?
実は私も電球を買いに行ったものの違う物を購入してしまい、電気屋さんに頭を下げて交換してもらった経験があります。(本当に迷惑をおかけしました)
そこで、今回は以下の事について解説していきます
目次
電球が切れた時の選び方について
電球が切れた時に選ぶ際には、5つのポイントがありますので、購入する前にそこをチェックしてみてください。
- 口金の大きさ
- 電球の色
- 電球の形状
- 消費電力の大きさ
- 電球の種類
1.口金の大きさ
口金とは、電球を取り付ける部分の事を指します。電球を取り付ける際にソケットにくるくると回しこんで差し込むと思います。そのねじ込む部分を口金といいます。

そして、電球もしくは取付部分にサイズが表記されています。
「E26」「E17」など。Eは電球を発明したエジソンから取っているそうです。数字は口金の直径を表します。つまり
E26・・・口金の大きさが直径26mm
という意味になります。また、日本の一般家庭の電球のほとんどはE26、E17の2サイズになっています。サイズが分からない場合は、実際に測って調べてみましょう。一応目安としては、E26が手の親指、E17が中指程の大きさだそうです。(個人差があると思います)
2.電球の色
電球の色は一般的に「電球色」「昼白色」「昼光色」の3種類となります。お部屋の雰囲気に合わせて色を選びましょう。
電球色・・・オレンジ色系のあたたかみのある落ち着いた光。間接照明や寝室など、リラックスしたい場所におすすめ。
昼白色・・・自然の白に近い光。洗面所やキッチンなどに使用されている事が多い。
昼白色・・・青白い鮮明な光。オフィスや勉強部屋などで使用される事が多い。
勉強や仕事をする部屋に電球色を使用すると暗く見えづらくなってしまい、逆に寝室などで、昼光色を使用すると目が疲れたり、眠気が覚めたりしてしまうため使用場所を考えて選びましょう。
3.電球の形状
一般電球型・・・最も一般的のなすび型
小型電球・・・ミニクリプトン球など。小さな豆電球のような大きさ。
ボール型・・・電球部分がボールのように丸い球体のような形状。
一般的には上記の写真にもある一般電球型が多いかと思います。形や大きさを見て判断しましょう。
4.消費電力の大きさ
W数とW形について
→W数とは、消費電力の大きさを表しています。W数が高くなるほど、消費電力は高くなり、電気代も高くなります。そして、消費電力を多く使っている分発熱するため、明るくなります。20Wと40Wを比べると以下のようになります。
W数 | 消費電力 | 電気代 | 明るさ |
20W | 低い | 安い | 暗い |
40W | 高い | 高い | 明るい |
また、上記は白熱電球のW数を参考にしたもので、LED電球には20W形、20W相当などの表記のされかたをしています。
これは、LED電球が白熱電球に比べ低いW数で同じ明るさを再現する事ができるからです。つまり、白熱電球で20WのところをLED電球では3.5Wほどで同じ明るさになるという事です。
そのため、交換の際はLEDもしくは白熱電球かを確認して、基本的に同じW数(W形)の物を購入すれば間違いありません。
※余談ですが、高いW数の物から低いW数の物に変更する分には問題ありません。しかし、明るくしたいという理由で低いW数から高いW数に変えると危険です。
例えば、60W→100Wに交換したとすると、照明器具事態が60Wの規格で作られているため、部品が溶け出し事故に繋がる可能性があります。
それを避けるためにも、なるべく同じW数の物を準備すると良いでしょう。
5.電球の種類
大きく分けると3種類になります。
LED電球・・・省電力、長寿命で温室効果ガスの発生が最もすくない電球。最近の主流になっています。
蛍光灯電球・・・白熱電球と同じソケットを利用できる蛍光ランプ。消費電力は白熱電球の3分の1で経済的。また、色味に種類があり白熱電球と同じような色の光を出す事もできる。
白熱電球・・・温かみのある光で優しい空間を演出する。
間接照明など、空間を演出したい際は白熱電球を、一般家庭で通常使用するのであれば、LED電球もしくは蛍光灯電球を使用する事をおすすめします。
V(ボルト)、A(アンペア)、W(ワット)数違いについて
電球選びにおいて、上記の5つのポイントを押さえておけば問題ないのですが、よく表記されているV(ボルト)、A(アンペア)、W(ワット)についても知っておくと便利です。
V(ボルト)=電圧→電気を押し出す力
A(アンペア)=電流→電気の流れる量
W(ワット)=消費電力(エネルギー)
W(消費電力)= A(電流)×V(電圧)
電気の流れはよく水路に例えられます。
水路の落差(高さ)を電圧とすると1秒間に流れる水の量が電流となり、どれだけ水が流れたかの総量が電力となります。
水路の落差(電圧)が大きいほど、1秒間に流れる水の量(電流)は大きくなり、総量(電力)も大きくなります。
全て比例関係にあるわけですね。
そして、ここで電圧と電流の規格について注目していきたいと思います。
よく一般家庭で一度に多くの電気を使い過ぎてブレーカーが落ちるケースがあると思います。それは、各家庭において契約できるアンペア数が設定されているからです。
電圧に関しては日本国内において規格が決まっています。一般家庭では100V、工場用で200Vの2種類となっております。
つまり、一度に使えるアンペア数が30Aと決まっていたとして、仮に電子レンジ(1500W)、エアコン(1000W)を同時に使用した場合、さらにドライヤー(1200W)の電源をONにしたらどうなるでしょう。
そうです。ブレーカーが落ちてしまいます。
アンペア数は
電子レンジ(1500W)÷100V=15A
エアコン(1000W) ÷100V=10A
ドライヤー(1200W) ÷100V=12A
合計37Aで30Aを超えてしまいますね。完全にキャパオーバーです。
電力は仮で計算しましたがこういった事を知っておけば、ブレーカーが落ちる前に対策を講じる事ができますね。ぜひ、みなさんも覚えておいてください。
<まとめ>
・電球が切れた時の5つのポイント
口金の大きさ
電球の色
電球の形状
消費電力の大きさ
電球の種類
をチェックする。
・V(ボルト)、A(アンペア)、W(ワット)数違いは
V(ボルト)=電圧→電気を押し出す力
A(アンペア)=電流→電気の流れる量
W(ワット)=消費電力(エネルギー)
W(消費電力)= A(電流)×V(電圧)
これで、電球が切れた際も自信をもって買いに行けますね。また、家庭のアンペア数が何アンペアで契約しているか調べると、ブレーカーが落ちる原因を回避できるかもしれませんね。
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