こんにちは。ショーヘイです。今回は塩ビ板、アクリル板についてご紹介していきます。特にアクリル板に関してDIYでも良く使用される事から、今回はコロナウィルスの影響で感染防止対策としてのパーテーションの作り方も簡単に説明していきます。
「塩ビ板やアクリル板って何に使うの?」
「感染防止対策で受付にパーテーションを置きたいけど、既製品は高いし、なかなか手に入らない。自作でもいけんじゃね?」
という疑問にお答えします。
本文は以下について解説していきます。
目次
塩ビ板、アクリル板について

ホームセンターなどに行けば塩ビ板、アクリル板が売っているのを目にすると思います。実際何に使われているのか、そもそも塩ビ板、アクリル板は何なのか。
塩ビ板
一般的な合成樹脂(プラスチック)の一種で塩化ビニル(クロロエチレン)の重合化でできた素材。柔らかく強度があり、熱により軟化するため加工がしやすい。
アクリル板
アクリルはアクリル酸エステルあるいはメタクリル酸エステルの重合体で、高い耐候性と透明性を誇る事からディスプレイ看板や水族館などの巨大水槽に使われる。
通常ホームセンターなどに売っているサイズは
小さいもので、300×450mm
大きいもので、900×1800mm(サブロク板)
1000×2000mm(メーター板)
厚さ2mm~10mm
があります。
自分が使いたいぴったりのサイズがあれば問題ありませんが、通常は切ったり、曲げたりと加工して成型していきます。
自分で加工が困難な場合は、
ホームセンターで好きな大きさにカットしてくれるところもあるため、大きめの物を購入して複数枚にカットしてもらうのもひとつの手段ですね。
使用用途について

さて、この大きな板をどのように加工して、使う人がいるのか。
実は、塩ビ板やアクリル板は看板屋さんで多く使用されています。
みなさんが屋外でよく見かける綺麗な看板は看板屋さんがアクリル板や塩ビ板を駆使して作成されています。
ビジュアルを重視した電飾看板にはアクリル板を。屋外で強度や加工面を重視した場所では塩ビ板が使用されています。
またその他、塩ビ板はその加工のしやすさから、工場などでのパーテーション、棚、フレームなどあらゆる場面で活躍。
塩ビ板は加工しやすいですが、アクリル板は材質が硬いため複雑な形状の加工にはあまり向きません。しかし、丈夫さと透明性がある事からビジュアル重視でパーテーションやショーケース、水族館の大型水槽などではアクリル板は活躍しています。
そう考えると身近な場所でたくさん使われている事が分かりますね。
加工について

では、実際初心者でも加工はできるのでしょうか。
流石に看板屋さんのように繊細で美しい仕上げをするためにはそれなりの道具と技術が必要になります。
しかし、近年DIYで自作の水槽やショーケースをアクリル板で作成される方も増えてきているため、簡単な成型であれば初心者でも問題はないでしょう。
塩ビ板は熱を加えると曲げ加工がしやすいのですが、取り扱いを間違えて燃やしてしまうと人体に有毒なダイオキシンが発生してしまいます。
そのため
今回は、アクリル板の加工をメインに紹介します。
加工は以下の方法があります。
切削
プロ:レーザーカッター、超音波カッター、パネルソーなどで精密に切削
一般:アクリルカッター、糸のこ、電動チップソー
端面仕上げ
プロ:ベルトサンダー
一般:やすり、サンドペーパー
曲げ
全般:ヒーターキット、ヒートコントローラー
接着
全般:アクリル接着剤、シリコーンシール剤
切削等であれば初心者でも始めやすいですね。それでは、アクリル板を加工してパーテーションを作ってみましょう。
感染防止対策。アクリルパーテーションの作り方について

アクリル板でのパーテーション作成方法。
<既製品>
アクリル板パーテーション
650×1000mmくらいの大きさがおおよそ13,000円程。
<自作でのコスト>
アクリル板 5~6千円、
道具関係1000~2000円
合計:6000~8000円程。
<用意するもの>
板部
・アクリル板 650×1000mm
(厚さ2~3mm)
・アクリルカッターまたは糸鋸
・やすり(あってもなくてもどちらでも)
・サンドペーパー(面取り)#320程
足部
・アクリル用両面テープ
・L型金具(またはブックエンド)
<手順>
受付の渡し口部分の作成
1.A4サイズの用紙が通るようにおよそ縦100mm×300mmくらいの
大きさで作成(サイズを見ながら使いやすい大きさを検討してください)
2.保護紙の上から線を引いていく。
3.アクリルカッターまたは糸鋸で線に沿って切り込みをいれていく。
3.上から切り込みを入れたら、今度は逆側から切り込みを入れる。
3つの線全て切り込みを入れたら切り込みを入れた面からアクリル板を押す。
4.形が切り取れたらやすりとサンドペーパーを使ってバリ取り、面取りを行う。
5.アクリル板の四隅が尖っているので、やすりで面取りを行う。
足部の作成
6.ブックエンドを用意。両面テープをブックエンドに貼り付けて足を作る。
7.完成
手順の参考動画
(※流れはこんな感じです。作成方法は違いますが、電動器具を使わなくても作成する事が可能です)
(引用元:ヒロワちゃんねるさんより)
<まとめ>
文章だけでは分かりにくい部分があったかと思いません。すみません。ただ、お手軽に自作でも作れるためにおすすめです。
ぜひ、みなさんも試してみてください。
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